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明海大学?朝日大学共催2019英語授業改革セミナー「本気で授業改革!」が開催されました
8月24日、浦安キャンパスにおいて、明海大学?朝日大学共催2019英語授業改革セミナー「本気で授業改革!」が開催されました。
本事業は昨年度より「大学等における英語教育分野での研究や教育の成果を初等中等教育に還元し、地域の英語教育改革推進に寄与すること」を目的として、明海大学と姉妹大学である朝日大学が協力して教員研修の場を提供しているものです。
今回の参加者数は小中高教員、教育関係者、大学生等をあわせて約100人でした。
第1部には、日本の英語教育改革を長年にわたり牽引しておられる上智大学特別招聘教授?言語教育研究センター長の吉田研作先生を基調講演者にお招きして、「令和の時代の英語教育 ―グローバルの次の時代に求められるものは」と題して、平成29年?30年に告示された学習指導要領の改訂の背景等について深く掘り下げていただきました。
知識や技能の獲得だけを目指すのではなく、「理解していること?できることをどう使うか」が重要であり、世界共通語である英語をコミュニケーションツールとして活用し「世界の問題、人類共通の問題」解決して「持続可能な社会 –sustainable society」を実現することが「グローバルの次の時代に求められる英語教育」であるというお話をいただきました。
90分間英語で行われた講演でしたが、アンケートには「日本語で読む学習指導要領解説よりも分かりやすかった」や、「日ごろの授業実践の裏づけを知ることができて、授業をすすめていく勇気が出た」という感想が多数寄せられたほか、愛知県小牧市から参加された村瀬先生からは「未来の日本のために世界の人々とコミュニケーションを図ることができる人材を育てていく実践をしなければならないと改めて感じた」とのコメントをいただきました。
午後には次の3つのワークショップが行われ参加者は第1部で学んだ新学習指導要領の理念を具体化した指導アイディアを共有したり、体験したりしました。
A高校教員対象「新学習指導要領に基づいた発信力育成の授業作り-技能を統合した言語活動の充実」(講師 朝日大学法学部 亀谷みゆき准教授)
B 中?高教員対象「副教材を利用した授業 -絵本を使った生徒同士の学び合い」(講師 明海大学教職課程センター?地域学校教育センター 百瀬美帆准教授)
C「教科書を利用した授業実践-中学校現場の視点から日々の活動でできること」(講師 千葉市立稲毛高校附属中学校教諭 土谷匡教諭)
参加者の多くが生徒役となり、ペアワークやディスカッションを体験したことから、「楽しかった」「充実していた」と感想を記していました。
ワークショップCを受講した大学生の1人は「このような素晴らしい授業実践を毎日繰り返して行える現場の先生方の指導力にあらためて驚いた。自分もこんな授業ができる教師になりたい」と目を輝かせて語っていました。
なお、本日の様子が、ケーブルテレビJ:COM(市川)で放送されました。
放送の内容は以下からご覧いただけます。
【ケーブルテレビJ:COM市川 公式Facebook】
https://www.facebook.com/watch/?v=415139975874720